管理ポータルを使用した Caché の監視
管理ポータルのシステム・ダッシュボードでは、Caché インスタンスをさまざまな側面から監視できます。ダッシュボードを使用してパフォーマンス・インジケータを表示し、さらに選択したインジケータに関する詳細情報を参照できます。この章では、以下の監視タスクについて説明します。
一般的な Caché インスタンス監視ツールの概要は、このドキュメントの “Caché モニタの使用” の章の "Caché システム監視ツール" を参照してください。
システム・ダッシュボードのインジケータの監視
管理ポータルの [システム処理] > [システムダッシュボード] ページでは、重要なシステム・パフォーマンス・インジケータの状態が、以下のカテゴリにグループ化されています。各カテゴリの説明は、以下の表のいずれかにあります。
多くの場合、いずれかのカテゴリにリストされているインジケータをクリックすると、ページの左下隅の詳細ボックスに、インジケータの説明を表示できます。
インジケータ | 定義 |
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グローバル/秒 | 最後に測定した 1 秒あたりのグローバル参照数。 |
グローバル参照数 | システム起動後のグローバル参照数。 |
グローバル更新数 | システム起動後のグローバル Set と Kill 処理の数。 |
ルーチン参照 | システム起動後に発生したルーチンのロードおよび保存の回数。 |
論理要求 | システム起動後に発生した論理ブロック要求の数。 |
ディスク読込 | システム起動後に発生した物理ブロック読み取り操作の回数。 |
ディスク書出 | システム起動後に発生した物理ブロック書き込み操作の回数。 |
キャッシュ効率 | 最後に測定されたキャッシュ効率 (グローバル参照数/(物理的な読み取り数 + 書き込み数))。 |
下部の詳細ボックスの [... さらに詳細] リンクをクリックして、[システム処理] > [システム使用] ページを表示します。詳細は、"システム・パフォーマンスの監視" のセクションを参照してください。
インジケータ | 定義 |
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アプリケーション・サーバ | このシステムに接続されている ECP (エンタープライズ・キャッシュ・プロトコル) アプリケーション・サーバの状態。 |
アプリケーション・サーバ・トラフィック | 最後に測定された ECP アプリケーション・サーバ・トラフィック (バイト数/秒)。 |
データ・サーバ | このシステムが接続されている ECP データ・サーバの状態。 |
データ・サーバ・トラフィック | 最後に測定された ECP データ・サーバ・トラフィック (バイト数/秒)。 |
シャドウのソース | このデータ・ソース上のシャドウ接続の状態。 |
シャドウ・サーバ | このシャドウ・サーバ上で構成されているシャドウの状態。 |
最初の 4 つのインジケータ、ECP インジケータの詳細は、"Caché 分散データ管理ガイド" の “分散システムの構成” の章を参照してください。
2 つのシャドウ・インジケータの詳細ボックスの [... さらに詳細] リンクをクリックして、[システム処理] > [シャドウサーバ] > [システムをデータソースとして設定] ページまたは [システム処理] > [シャドウサーバ] > [シャドウサーバの管理] ページを表示します。シャドウイングの詳細は、"Caché データ整合性ガイド" の “シャドウイング” の章を参照してください。
インジケータ | 定義 |
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システム稼動時間 | このシステムを起動してからの経過時間。 |
最終バックアップ | システムを最後にバックアップした日時。 |
[システム処理] > [バックアップ] ページから、バックアップを実行したり、バックアップの履歴を参照することができます。バックアップ計画の開発の詳細は、"Caché データ整合性ガイド" の “バックアップとリストア” の章を参照してください。
インジケータ | 定義 |
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データベース容量 | データベース・ファイルを格納できるだけのディスク容量があるかどうかを示します。[... さらに詳細] をクリックすると、[システム処理] > [データベース] ページが表示されます。 |
ジャーナル空き | ジャーナル・ファイルを格納できるだけのディスク容量があるかどうかを示します。[... さらに詳細] をクリックすると、[システム処理] > [ジャーナル] ページが表示されます。 |
ジャーナル・エントリ | システム・ジャーナルに書き込まれたエントリの数。[... さらに詳細] をクリックすると、[システム処理] > [ジャーナル] ページが表示されます。 |
ロック・テーブル | システムのロック・テーブルの現在の状態。[... さらに詳細] をクリックすると、[システム処理] > [ロック] > [ロックの管理] ページが表示されます。 |
ライト・デーモン | システムのライト・デーモンの現在の状態。 |
トランザクション | 開いているローカル・トランザクションおよびリモート (ECP) トランザクションの現在の状態。開いているトランザクションがない場合、状態は [通常] になります。状態には [警告] (最も長く開いているローカル・トランザクションまたはリモート・トランザクションの時間が 10 分を超える場合) および [トラブル] (20 分より長い場合) もあります。[... さらに詳細] をクリックすると、[トランザクション] ページが表示されます。 |
プロセス | 現在、実行されているプロセスの数。[... さらに詳細] をクリックすると、[プロセス] ページ ([システム処理] > [プロセス]) が表示されます。 |
CSP セッション | 最新の CSP セッション数。[... さらに詳細] をクリックすると、[CSPセッション] ページ ([システム処理] > [CSPセッション]) が表示されます。 |
最もアクティブなプロセス | アクティビティ (実行されたコマンド数) が最も多い実行中のプロセス。[... さらに詳細] をクリックすると、[プロセス] ページ ([システム処理] > [プロセス]) が表示されます。 |
これらのトピックの詳細は、[... さらに詳細] リンクをクリックすると表示される、ポータル・ページの [ヘルプ] リンクをクリックしてください。
インジケータ | 定義 |
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深刻な警告 | 深刻な警告の発生数。[... さらに詳細] をクリックすると、[コンソールログ表示] ページ ([システム処理] > [システムログ] > [コンソールログ]) が表示されます。 |
アプリケーション・エラー | ログに記録されたアプリケーション・エラーの数。[... さらに詳細] をクリックすると、[アプリケーションエラーログの表示] ページ ([システム処理] > [システムログ] > [アプリケーションエラーログ]) が表示されます。 |
詳細は、この章の "ログ・ファイルの監視" のセクションを参照してください。
インジケータ | 定義 |
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ライセンス制限 | このシステムで使用できる最大ライセンス数。 |
現在のライセンス使用 | ライセンスの使用状況が、使用可能なライセンス数に占める割合として表示されます。 |
ライセンスの使用最高値 | ライセンスの使用最高値が、使用可能なライセンス数に占める割合として表示されます。 |
下部の詳細ボックスの [... さらに詳細] リンクをクリックして、[システム処理] > [ライセンス使用量] ページを表示します。ライセンスの詳細は、"Caché システム管理ガイド" の “Caché ライセンスの管理” の章を参照してください。
インジケータ | 定義 |
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実行予定タスク | 次の 5 つの実行予定タスクのリスト。 |
タスク | 実行予定タスクの名前 |
時刻 | タスクの実行が予定されている時間 |
状態 | タスクの状態 (予定、完了、または実行中)。 |
下部の詳細ボックスの [... さらに詳細] リンクをクリックして、[システム処理] > [タスクマネージャ] > [実行予定タスク] ページを表示します。 タスク・マネージャの詳細は、"Caché システム管理ガイド" の “Caché の管理” の章にある "タスク・マネージャの使用" セクションを参照してください。
システム・パフォーマンスの監視
以下のテーブルは、システム・パフォーマンスのメトリックについての説明です。
システム使用テーブル
システム使用の統計情報を表示するには、[システム処理] > [システム使用] ページに移動します。
統計 | 定義 |
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グローバル参照 (すべて) | グローバルへのアクセスの論理カウント (Set、Kill、$Data、$Order、$Increment、$Query、および式内のグローバル参照)。 |
グローバル更新参照 | グローバル参照 (Set、Kill、$Increment) 処理の論理カウント。 |
ルーチン呼び出し | ルーチンへの呼び出し数。 |
ルーチン・バッファの読み取りと保存 | ZLoad、ZSave、および実行中のルーチンの結果として、ルーチンの読み取りと保存が行われた合計数(適切に調整された環境の場合、ほとんどのルーチンはルーチン・キャッシュ・メモリに既に格納されており、ディスクにアクセスする必要がありません。したがって、この数値は緩やかに増加します。1 回のルーチンの読み込みまたは保存では、最大 32 KB (Unicode では 64 KB) のデータが転送されます)。 |
論理ブロック要求 | グローバル・データベース・コードによって読み取られたデータベース・ブロックの数 (適切に調整された環境では、通常、これらの読み取りはディスクにアクセスしないで実行されます)。 |
ブロック読み取り | グローバル参照とルーチン参照の両方について、ディスクから読み取られた物理データベース・ブロックの数。 |
ブロック書き込み | グローバル参照とルーチン参照の両方について、ディスクに書き込まれた物理データベース・ブロックの数。 |
WIJ 書き込み | イメージ・ジャーナル・ファイルに書き込まれたブロックの数。 |
ジャーナル・エントリ | 作成されたジャーナル・レコードの数。ジャーナル・レコードは、データベースの修正 (Set、Kill など)、トランザクション・イベント (TStart、TCommit)、ジャーナルに保存されたその他のイベントごとに 1 つ作成されます。 |
ジャーナル・ブロック書き込み数 | ジャーナル・ファイルに書き込まれた 64 KB ジャーナル・ブロックの数。 |
ルーチン行 | システム起動後に実行されたルーチン行数。 |
最終更新 | 表示された統計情報の日時とタイムスタンプ。 |
これらの統計情報を監視する別の方法については、“^GLOSTAT を使用したグローバル動作の統計収集” の章を参照してください。
一般 (共有) メモリ・ヒープ使用状況
Caché の一般メモリ・ヒープ (gmheap) 使用状況 (このページでは共有メモリ・ヒープ (SMH) 使用状況とも言います) を表示するには、[システム処理] > [システム使用] ページに移動して、[共有メモリヒープ使用状況] リンクをクリックします。
一般メモリ・ヒープまたは gmheap (共有メモリ・ヒープまたは SMH とも呼びます) のサイズを変更するには、[メモリ詳細設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [詳細メモリ]) に移動します。詳細は、"Caché 追加構成設定リファレンス" の “Caché 追加構成設定” の章にある "詳細メモリ設定" を参照してください。
このページのテーブルにある列見出しは、以下を表します。
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説明 — 一般メモリが割り当てられる目的。
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割り当てられた SMH/ST — その目的のために割り当てられた一般 (SMH) およびストリング・テーブル・メモリの合計。
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SMH/ST 利用可能 — その目的のために割り当てられた、現在でも使用可能な一般 (SMH) およびストリング・テーブル・メモリ。
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SMH/ST 使用中 — その目的のために割り当てられた、使用中の一般 (SMH) およびストリング・テーブル・メモリ。
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SMT 使用中 — その目的で使用されている静的メモリ・テーブルのメモリ。
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GST 使用中 — その目的で使用されている一般ストリング・テーブル・メモリ。
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使用中すべて — その目的で使用されているすべてのメモリの合計。
識別子 | 定義 |
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その他 | 静的メモリ・テーブル (SMT) および一般ストリング・テーブル (GST) に割り当てられている共有メモリ |
監査システム | システム監査に使用する共有メモリ |
インスタンス化されたクラス | クラス・ハッシュ・テーブルおよび制御ブロックに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
データベース暗号化キーの変更 | データベース暗号化キーの変更に割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
セマフォ・オブジェクト | セマフォ・オブジェクトに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
イベント・システム | イベント・システムに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
グローバルマッピング | グローバル・マッピングおよび添え字レベル・マッピング (SLM) に割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
ライセンスアップグレード | ライセンス・アップグレードに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
ロック・テーブル | ロック・システムに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
国際化言語サポート | 国際化言語サポート (NLS) テーブルに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
パフォーマンス・モニタ | Caché パフォーマンス・モニタ (^PERFMON) に割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
プロセステーブル | プロセス ID (PID) テーブルに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
使用中ルーチン・バッファ・テーブル | 使用中ルーチン・バッファ・テーブルに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
セキュリティシステム | セキュリティ・システムに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
シャドウイング | シャドウイングに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
共有ライブラリ | 共有ライブラリに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
TTYハッシュテーブル | TTY ハッシュ・テーブルに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
DB 名 & ディレクトリ | データベース名およびディレクトリに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
iKnow 言語モデル・データ | iKnow 言語モデルに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
ECP とシャドウイングのインジケータ | ECP に割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
拡張デーモン | 拡張デーモンに割り当てられた/利用可能な/使用する共有メモリ |
合計 |
各列のメモリ合計
Note:
列見出しの上にカーソルを置くと、各列の説明が表示されます。 |
利用可能な SMT & GST | 静的メモリ・テーブル (SMT) および一般ストリング・テーブル (GST) で利用可能なメモリ。 |
SMT & GST 合計割り当て | 静的メモリ・テーブル (SMT) および一般ストリング・テーブル (GST) の使用されているメモリと使用可能なメモリの合計。 |
合計 SMH ページ割り当て | 直接割り当てられた共有メモリ・ヒープ (SMH) およびストリング・テーブルの割り当てられた共有メモリに、静的メモリ・テーブル (SMT) および一般ストリング・テーブル (GST) の使用されているメモリと使用可能なメモリを合わせた合計。64 KB ページの番号は括弧内に表示されます。 |
ロックの監視
Caché のローカル変数またはグローバル変数に対して Cachéプロセスが LOCK コマンドを発行すると、そのエンティティが他のプロセスによって既にロックされていない限り、Caché のロックが作成されます。ロックするエンティティは、データベースに存在していなくてもかまいません。Caché のロックの詳細は、"ロックと並行処理の制御" の項目を参照してください。
システム全体のロックを表示するには、[システム処理] > [ロック] > [ロック表示] ページに移動します。システム全体で選択したロックを削除するには、[システム処理] > [ロック] > [ロック表示] ページに移動します。いずれの場合も、表示されるロック・テーブルでは、保持されたロックと待機しているロック要求ごとに、所有者を特定する 1 行が表示されます。1 行に、同一エンティティについて 1 人の所有者が保持している複数のロックが示される場合もあります。例えば、増分ロックを保持している場合、または共有ロックと排他ロックを両方保持している場合などです。複数のプロセスが同じエンティティのロックを保持している場合は、各所有者に専用の行が割り当てられます。
[ロックテーブル] には以下の列エントリがあります。
列名 | 定義 |
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所有者 | ロックを保持または待機しているプロセスのプロセス ID。リモート・ロックの場合、クライアントのシステム名が含まれます。 |
ModeCount | ロックのモード、およびロックのインクリメント・カウント。ロック・カウントが 1 の場合、そのカウントは表示されません。ModeCount 値のリストは、"Caché ObjectScript の使用法" の “ロック管理” の章を参照してください。 |
参照 | ロック項目のロック参照文字列 (データベース名は含まれません)。 |
ディレクトリ | ロック項目が存在するデータベース。 |
システム | ロックが検出されたシステムの名前。ローカル・システムの場合は、この列は空白で表示されます。 |
ルーチン | ロックを保持または待機しているプロセスによって現在実行されているルーチン行。 |
削除 | [ロックの管理] のみ : このロックが削除可能な場合、[プロセスが保持するすべてのロックを削除] オプション (ローカル・ロックの場合) または [リモート・クライアントからすべてのロックを削除] オプション (リモート・ロックの場合) と共にこのオプションが行に表示されます。適切なオプションをクリックして、ロックを削除します。プロセスが保持するすべてのロックを削除するか、リモート・クライアントからのすべてのロックを削除します。削除するロックが開いているトランザクションの一部の場合、削除を確認する前に警告が表示されます。 |
通常、アプリケーションに問題が生じた場合のみ、ロックを削除する必要があります。
LOCK コマンドとその機能の詳細は、"Caché ObjectScript リファレンス" の "LOCK" エントリを参照してください。
システムで多数のロックを使用する場合、状況によってはロック・テーブルのサイズを大きくする必要があります。ロック・テーブルのサイズを変更するには、管理ポータルで以下のように操作します。
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[システム管理] > [構成] > [追加設定] > [メモリ詳細] ページに移動します。
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locksiz (locksiz) の行で、[編集] をクリックします。
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[locksiz] ボックスで、システムからロックに割り当てるメモリ容量 (バイト単位) を更新し、[OK] をクリックします。
最小値は 65536 です。最大値は [gmheap] (一般メモリ・ヒープ・サイズ) の値によって異なります。ロック・テーブルにそれ以上の領域が必要な場合は、ヒープ・サイズを増やしてください。Caché では、値が 64 KB の倍数に丸められます。既定の範囲は、65536 ~ 1769472 です。
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この情報を有効にするには、[保存] をクリックし、Caché を再起動します。
ロック管理の詳細および代替手法については、"Caché ObjectScript の使用法" の “ロック管理” の章を参照してください。
Caché のログの監視
Caché では、さまざまな観点から処理を監視するために以下のログを使用できます。
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いくつかのログ・ファイルはシステム・マネージャ・ディレクトリにあります。そのうちの 2 つは、管理ポータルを使用して表示できます。
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アプリケーション・エラー・ログと ODBC エラー・ログは、管理ポータルを使用して表示できます。
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Caché システム・エラーログ (syslog) は、複数の方法のいずれかを使用して確認できます。
システム・マネージャ・ディレクトリのログ・ファイル
以下のログ・ファイルは、システム・マネージャ・ディレクトリ (通常は install-dir\mgr) にあります。コンソール・ログとシステム・モニタ・ログは、管理ポータルを使用して表示できます。
Caché では、オペレータ・コンソール機能を通じて、一般的なメッセージ、起動/シャットダウン、ライセンス、ネットワーク・エラー、特定のオペレーティング・システム・エラー、および他のシステムからリモートで起動されたジョブの成功または失敗が報告されます。これらの通知は既定でコンソール・ログ (install-dir\mgr\cconsole.log) に書き込まれます。Caché システム・モニタも、コンソール・ログへの通知の書き込みを行います。
Windows ベースのプラットフォームでは、すべてのコンソール・メッセージがコンソール・ログ・ファイルに送信されます。このログファイル名は構成可能です。UNIX®/Linux プラットフォームでは、コンソール・メッセージを、コンソール・ログ・ファイル、コンソール・ターミナル、またはこれら両方に送信するように構成できます。コンソール・ログの構成に関する詳細は、"Caché パラメータ・ファイル・リファレンス" の "console" パラメータと、"Caché 追加構成設定リファレンス" の "詳細メモリ設定" を参照してください。
cconsole.log ファイルのサイズは、システム・モニタによって監視されます。このファイルは、構成された最大サイズ (既定では 5 MB) に達するまで増大すると、console.log.old_yyyymmdd という名前に変更され、既存の console.log.old_yyyymmdd ファイルが削除され、新しい console.log が作成されます。 したがって、コンソール・ログで使用される最大 MB 数は、構成された最大サイズの 2 倍です。コンソール・ログの最大サイズを構成するには、管理ポータルの [システム管理] > [構成] > [追加設定] > [開始] ページに移動し、MaxConsoleLogSize 設定を更新します。
コンソール・ログまたはシステム・モニタ・ログが 1 MB よりも大きくなった場合、最新の 1 MB の部分のみが管理ポータルに表示されます。[ファイル全体を表示] リンクをクリックして、ファイル全体を表示します。ファイルが非常に大きい場合、表示に時間がかかる場合があります。
Caché の起動で問題が発生した場合には、任意のテキスト・エディタまたはテキスト・ビューワを使用して、コンソール・ログを参照してください。
Caché モニタはコンソール・ログを定期的にスキャンして、構成された最小深刻度のエントリを検出し、対応する通知を生成します。この通知は、既定ではアラート・ログ (install-dir\mgr\alerts.log) に書き込まれます。代わりに、Caché モニタを構成して、電子メール通知を送信することも可能です。詳細は、このドキュメントの “Caché モニタの使用” の章を参照してください。
Caché システム・モニタの機能に関するステータス・メッセージ (このドキュメントの “Caché システム・モニタの使用” の章を参照) は、システム・モニタ・ログ (install-dir\mgr\SystemMonitor.log) に書き込まれます。
SystemMonitor.log ファイルのサイズは、システム・モニタによって監視されます。このファイルは最大サイズの 5 MB に達するまで増大すると、SystemMonitor.log.old という名前に変更され、既存の SystemMonitor.log.old ファイルが上書きされて、新しい SystemMonitor.log が作成されます。 したがって、システム・モニタ・ログで使用される最大 MB 数は 10 MB となります。
システム・モニタ・ログが 1 MB よりも大きくなった場合は、最新の 1 MB の部分のみが管理ポータルに表示されます。[ファイル全体を表示] リンクをクリックして、ファイル全体を表示します。ファイルが非常に大きい場合、表示に時間がかかる場合があります。
初期化ログ cboot.log には、Caché インスタンスの初期化に関する情報が含まれています。
ジャーナル履歴ログ journal.log は、Caché インスタンスによって管理されるすべてのジャーナル・ファイルのリストを含んでおり、ジャーナル関連の機能、ユーティリティ、および API によってジャーナル・ファイルを見つけるために使用されます。ジャーナリングの詳細は、"Caché データ整合性ガイド" の “ジャーナリング” の章を参照してください。
これらの .log ファイルは、プレーン・テキスト・ファイルで、任意のテキスト・エディタまたはビューワで表示できます。
管理ポータルを使用してコンソール・ログまたはシステム・モニタ・ログを参照するには、[システム処理] > [システムログ] > [コンソールログ] または [システム処理] > [システムログ] > [システム・モニタ・ログ] を選択します。
アプリケーション・エラー・ログと ODBC エラー・ログ
アプリケーション・エラー・ログを表示するには、[システム処理]→[システムログ]→[アプリケーションエラーログ] を選択します。
xDBC エラー・ログを表示するには、[システム処理]→[システムログ]→[xDBC エラー・ログ] を選択します。
Caché システム・エラー・ログ
Caché は、有意義な項目を記録するために、共有メモリの一部分を確保します。 このテーブルは、さまざまな名前 (Caché システム・エラー・ログ、errlog、SYSLOG、syslog テーブルなど) で表されますが、重要な診断情報が含まれていることがあります。
既定では、システム・エラー・ログには、最新 500 件のログ項目が収められています。システム・エラー・ログの項目数の構成に関する詳細は、"Caché 追加構成設定リファレンス" の “詳細メモリ設定” にある "errlog" を参照してください。
システム・エラー・ログは、以下のいずれかの方法で表示します。
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ターミナルを開き、zn "%SYS" と入力して %SYS ネームスペースに切り替え、do ^SYSLOG と入力します。また、do FILTER^SYSLOG と入力してもかまいません。このコマンドには、特定のエラー・コードまたはプロセス ID に基づいて出力を制限するオプションがあります。
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診断レポートを実行します。詳細は、このドキュメントの “Caché 診断レポートの使用法” の章を参照してください。
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cstat コマンドに –e1 オプションを指定して実行します。詳細は、このドキュメントの付録 “cstat ユーティリティを使用した Caché の監視” にある "オプションを使用した cstat の実行" を参照してください。
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CacheHung スクリプトを実行します。詳細は、付録 “cstat ユーティリティを使用した Caché の監視” にある "CacheHung スクリプト" を参照してください。
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以下に示す手順を実行して、シャットダウン時にシステム・エラー・ログをコンソール・ログに書き込むように Caché を構成します。このように構成してから、前述したようにコンソール・ログを確認します。
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[互換性設定] ページ ([システム管理]→[構成]→[追加設定]→[互換性]) に移動します。
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[ShutDownLogErrors] 行の [編集] を選択します。
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[ShutDownLogErrors の編集] ページで、[ShutDownLogErrors] チェック・ボックスにチェックを付けて [保存] を選択します。
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Caché システム・エラー・ログの使用法のガイド (およびサンプル出力と出力フィールドの詳細な説明) については、InterSystems Developer Community に掲載されたインターシステムズ製品スペシャリスト・グループのメンバによる記事 "SYSLOG - what it really is and what it meansOpens in a new tab" を参照してください。