$MVV(n) 特殊変数 (番号順)
Caché の特殊変数は、MultiValue システム変数に対応します。
Synopsis
$MVV(n)
説明
$MVV(n) は Caché MultiValue 特殊変数の配列です。n 添え字は 0 ~ 255 の範囲の整数、またはこれらの整数値のいずれかに設定された変数です。各添え字付き $MVV 変数は、定義されたデータ型を持ち、既定値を保持しています。すべての $MVV 変数は SET コマンドを使用して設定できます。
$MVV 変数の多くは、Caché MultiValue Basic システム変数に対応します。これらの MVBasic システム変数の定義については、"Caché MultiValue Basic Reference" の "System Variables" を参照してください。
以下は、$MVV 変数のデータ型です。
添え字の範囲 | データ型 |
---|---|
0 ~ 15 | 単一文字データ |
16 ~ 127 | 文字列データ |
128 ~ 193 | 整数データ |
194 ~ 255 | ブーリアン・データ |
以下は、MultiValue システム変数の割り当て、および $MVV 変数の既定値です。
添え字の範囲 | 既定値 |
---|---|
0 ~ 7 | ASCII 値 248 ~ 255 を持つ動的配列区切り文字。0=@IM ($CHAR(255))、1=@FM/@AM ($CHAR(254))、2=@VM ($CHAR(253))、3=@SM/@SVM ($CHAR(252))、4=@TM ($CHAR(251))、5=CHAR(250)、6=$CHAR(249)、7=$CHAR(248)。 |
8 ~ 14 | 空の文字列 |
15 | 疑問符 (?) 文字 |
16 ~ 37 | 空の文字列。16=@ID、17=@RECORD、19=MVBasic デバイス、22=@FILENAME、23=@COMMAND/@SENTENCE、25=フッタ、35=@STDFIL、36=@SYSTEM.RETURN.CODE。 |
38 ~ 41 | 整数で表される現在の日付の構成要素。38=@DAY、39=@MONTH、40=@YEAR (2 桁の年)、41=@YEAR4。 |
42 ~ 84 | 空の文字列。42=@TTY、44=@ANS、46=インデックス演算時の SQL エラー・メッセージ、51=スプーラ印刷ジョブ・リスト、62=proc pib、63=proc sib、64=proc pob、65=proc sob、66=エラー、67=proc エラー、70=proc 名、71=オプション、84=@PARASENTENCE。 |
85 | 疑問符 (?) 文字 |
86 ~ 127 | 空の文字列。88=@DICT、95=@CONV、96=@FORMAT、97=@HEADER |
128 | MVBasic ステータス。失敗したロック操作では、ロックの所有者の pid が含まれます。 |
129 ~ 131 | 整数 0。 |
132 | 整数 10 |
133 ~ 135 | 整数 0。133=@LEVEL |
136 | 136=@DATE。現在のプロセスの開始日を内部 $HOROLOG 形式で表した値。1841 年 1 月 1 日からの経過日数を表す整数値。 |
137 | 137=@TIME。現在のプロセスの開始時刻を内部 $HOROLOG 形式で表した値。午前 0 時 00 分からカウントした整数の秒数。 |
138 ~ 147 | 整数 0。145=@SELECTED |
148 | 整数 4 |
149 ~ 255 | 整数/ブーリアン値は 0。156=@NB、157=@ND、158=@NI、159=@NV、160=@NS。169=インデックス演算時の SQL エラー・コード。174 = COMMON 一意のノード添え字 ID。176 = MVBasic ロックポート。失敗したロック操作では、ロックの所有者の pid が含まれます。210=CMQL で生成された選択リスト。213 = STACKCOMMON オン/オフ。218 = %SYSTEM.MV.InputDataOnly() メソッド設定。 |
関連項目
-
$MVname 特殊変数
-
"Caché MultiValue Basic Reference" の "System Variables"